学生の熱意が、誰かの「すき」につながる

ENGAWA Projectは、より多くの学生を糸島の玄関口である前原に呼び込み、地域と学生の距離が近く、活気のあるまちづくりに貢献することを目的に、九州大学公認地域活性化団体iTOP (アイトップ) のプロジェクトとして2018年に立ち上がりました。地域の方々の応援とともに活動の幅を広げ、2021年にNPO法人化しています。

ENGAWA Projectは「すきにするまちづくり」を掲げ、若者が純粋な熱意で踏み出した一歩を、この地域に暮らす誰かの「このまちがすきだ」という気持ちにつなげるまちづくりを目指しています。時間の限られた貴重な学生生活をENGAWA Projectの活動にあて、熱意を共有してくださる方をお待ちしています。

学生だからできる、学生にしかできない、さまざまな挑戦を一緒に経験していきましょう。見学も大歓迎ですので、少しでも興味がある方は「お問い合わせ」からご連絡くださいませ。

PROJECT

事業内容

前原を学生が挑戦するまちに

わたしたちは九州大学が位置する福岡県・糸島の玄関口である前原地区で、大学生活を、さらにはまちを豊かにするための挑戦をしています。

現在、シェアハウス事業「TD9」、ゲストハウス事業「AD9」、学生居酒屋事業「ヒマある」、ギャラリー事業「深淵のカシスシャーベット」を中心にまちで学生が挑戦する場づくりを行っています。

また、地域の方々と協力し、YouTubeチャンネル「ラヂオいとしま」や飲み歩きイベント「マエバルウォーク」を運営しています。ENGAWA Projectの取り組みが学生による新たなまちづくりのかたちとして全国に浸透することを目指し、これからも活動の幅を広げていきます。

PHILOSOPHY

組織フィロソフィー

わたしたちは自分たちが「すき」だとときめく活動と、多くの人がもっと前原を「すき」になるような活動の実現を目指しています。さまざまな挑戦を重ねながら、より豊かなまちづくりに貢献しています。

CONCEPT

わたしたちの目指すこと

すきにするまちづくり

MISSION

わたしたちの役割

「おもしろそう」という若者の小さな一歩からまちを大きく変えられることを世界に示す

VISION

わたしたちのあるべき姿

まちとのつながりの中で学生の「やってみた」からミノベーションを起こす

VALUE

わたしたちの行動指針

「好き放題」ではなく「好きに」する

他人の自由も理解する

宣言に責任を持つ

正しく人に迷惑をかける

報連相を徹底する

VOICE

メンバーの声

わたしたちの原動力は、それぞれの「すき」という熱意です。自分の「すき」と同じだけ、メンバーの「すき」を尊重し、目標を同じにして、何度も挑戦くりかえしてきました。時間の限られた学生生活ですが、後輩へ、後輩へとつないできたこの熱意が、今のENGAWA Projectをつくっています。

「前原を学生街に」には通過点 | ミッション刷新にかかわるENGAWA Project発起人の想い
「前原を学生街に」には通過点 | ミッション刷新にかかわるENGAWA Project発起人の想い

設立から6年、わたしたちENGAWA Projectはミッションを刷新すると同時に、新しくコンセプトとビジョン・バリューを策定しました。ENGAWA Projectの発足からミッション刷新に至る経緯について発起人・松本崇人の思いをこちらの記事で紹介しております。お時間あるときにぜひお読みください。地域に育てられた私私は地域に育てられました。近くの工房のおじさんは、行くと必ずガムをくれました。アパートの一階、角部屋に住んでいた女性とは一緒に「ぷよぷよ」をして遊びました。目の前の芝生農家さんはいつも金柑をくれました。1つ1つは小さなことかもしれないけれど、とても温かな地域でした。そして、そこには必ず会話がありました。その人の思っていること、気にしていること、心配してくれること、されること。そして、生活もありました。毎日働く大人の姿が身近で、苦労する大人に、子どもながら「頑張っててすごいな」と思った記憶があります。そのつながりと情景の中で私は育ちました。残念ながら、その地域からは小学3年生の時には引っ越して、都会に移り住みましたが、学んだ言葉や、優しさはそのまま今になっても私の中にあります。 小学3年生の途中からは、地域のつながりが希薄な都会に住まい、大学生になる頃には、地域の中に住まう感覚はほとんどなくなってしまいました。一人暮らしが始まっても「隣の家の人の顔を知らない」はあたり前。それどころか、隣に人が住んでいることに1年間気づかないくらいでした。 私自身も、地域に根ざして生きたかったし、他の大学生にもそうあって欲しかった。キャンパスを飛び出して、身近な大人から学べることがたくさんあるはず。だから私は、iTOPという「学生と地域を繋げるまちづくり」を掲げる学生団体で代表を務めることにしました。前原を見つけるまでiTOPの先輩たちが残してくれた言葉の中で「学生と地域の大人がまちの居酒屋で飲んでいる景色を当たり前にする」という一言にものすごく共感していました。地域に育てられた私からすれば、理想的な情景です。居酒屋にいけば大人と話せる。その人が何をしている人で、何を頑張っていて、若い頃はどうだったのか、言葉を交わすことができる。道端では聞けないことでも、お酒の席なら深く話せるかもしれない。ただ、残念ながら大学の最寄り駅といわれる九大学研都市にはその余白はありませんでした。駅前の居酒屋はチェーン店で仕切りがあり、隣の人と話すのは難しい。個人経営の居酒屋さんも、とても綺麗な空間ですが、隣の人に話しかけるのは少し憚られます。どうやったら、学生とまちの人が普通に話せる景色を作れるだろうか、そう悩んでいました。そんな時に、たまたま寄ったのが前原でした。iTOPの代表として要件があって、前原に行ったとき、商店街にいくつもの居酒屋さんを見つけました。私はその当時、1人で居酒屋に行ったことがありませんでした。だから、いつかやろうと思っていた1人飲みに、この場所で挑戦することにしました。とても緊張したことを覚えています。「いち」というお店が初めて1人行ったお店でした。私の緊張は、のれんを潜ったと同時に消え去ることになります。カウンターに座っていたおじさんがこちらを見て「お!にいちゃん若いね!1人?こっちで飲もうよ」と速攻で指定席を作ってくれました。すごい。ずっとできなくて悩んでいたことなのに、5秒で解決しました。ENGAWA Projectの始まりそこから、「前原に学生を連れてくること」を決意します。学研都市では難しかった景色もこのまちなら実現できるかもしれない。学生時代は「筑前前原」駅にイメージはなく、JR筑肥線の学研都市より10駅向こう=他県くらいの感覚でした(実際には4駅隣で同じ県内)。大学生の2年生になるまで、全く印象はなく、知らないまちでした。2018年10月1日、強烈な大家さんとの出会いもあり、前原に引っ越します。そして翌日の10月2日に、ENGWA Projectを設立しました。その当時、私は大学3年生でした。ここで掲げたのが、「前原を学生街に」という言葉。「遊ぶ」「過ごす」「働く」「学ぶ」そして「住む」。前原に大学生が居て、まちとの距離が近い情景をイメージして掲げた言葉です。そこからたくさんのプロジェクトが立ち上がりました。まず最初に始めたのは、みんなの友達の家「TD9」。学生が1番いるのはやっぱり友達の家です。だから、みんなが遊べる友達の家(学生寮)を作ることにしました。次に始めたのは学生居酒屋。学生とまちの大人が話しながら飲める場所を作りました。そして、もっと大学生の近くにアートがあって欲しくてギャラリーを始め、縁があって2つ目の学生寮「AD9」とゲストハウスを始めました。まだまだたくさん取り組みをしていますし、していく予定です。活動を大学生のものにするために取り組みを「してく予定」などと、あたかも自分がやっているように書きましたが、実際は全て学生たちがやっています。私は創始者という立場ですが、学生たちの活動を邪魔しないように必死です。私が大学3年生のときにイメージできていたのは「学生がこのまちに来たら、何か面白いことが起こるのではないか?」という期待です。実際の社会効果やまちに起こる具体的な変化までは想像できていませんでした。6年間活動を続けて、少しずつ「前原を学生街に」したその先にある景色が見えてきました。だから、このタイミングで全てを学生のものにすることにしました。団体のミッション、ビジョン、バリュー(MVV)という脊髄にあたるところを、学生たちが自分で決めることで、本当の意味でENGAWAを学生のものにできると考えました。 そこから、5回のMission会議を行いました。私は、会議の構造だけ決め、口を挟まず、書記に務めました。その中ででてきた一言一言が素敵すぎて、まとめるのが本当に大変でしたが、なんとか学生たちの言葉を形にすることができました。どうしても、MVVには入りきらず、コンセプトという形で「すきにするまちづくり」という言葉を残しました。「まちの人にもっとまちを好きになってほしい」ー大学2年の女子学生からでてきた言葉でした。こんなに立派なことを考えられる学生たちです。何かに思考を縛られる必要はないだろう、そう思って「すきにしてほしい」という2つの意味を持たせました。私が大学3年生のときには思いつかなかった景色です。大学生はこのまちに、「すきに」学生生活を謳歌しにくる。このまちの資源を使って、何かあたらしいことにチャレンジしてみる。その結果、それが、住む人と、活動した大学生の「このまちがすきだ!」という気持ちにつながるのであれば、それは素敵なことだと思います。そんな気持ちを持って、10年以上残るコンセプト、ミッション、ビジョンを変更しました。刷新したミッションと、新しくコンセプトとビジョン・バリューはこちらからご覧いただけます。

FAQ

よくあるご質問

ここでは、メンバー募集に関わるよくあるご質問にお答えしています。ほかにも気になることがありましたら「お問い合わせ」からご連絡ください。

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活動を事前にたくさん知っていただくためには、九州大学公認地域活性化団体iTOP(アイトップ)の新歓に参加していただくのがよいかと思います。新歓の時期以外にもメンバー募集を受け付けていますので、お問い合わせもしくは各SNSのDMにご連絡ください。

メンバーになるために、以下のことをご確認くださいませ(ご不安点がありましたらご相談お願いいたします)

  • 九州大学の学生であること
  • iTOPの活動に共感し、入部可能である(または入部している)こと
  • 週一回の定例会(毎週金曜日18:30〜)に基本的に参加可能であること
  • 半期一回の総会(3月末、9月末)に参加し、継続意思を確認できること
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可能です。たくさんのメンバーが兼部(兼サー)しながら活動しています。週一回の定例会(毎週金曜日18:30〜)への参加は推奨していますので、他の活動と時間が重なっていないか事前にご確認くださいませ。

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メンバーは半年に一回の継続希望調査によって変動がありますが20~25人程度で、男女比は4:6程度です。共創学部や経済学部、法学部が多いですが、農学部・工学部など他学部の方も多く在籍しています。

医学部や芸術工学部など、伊都キャンパス以外の学生だと拠点が糸島にあるため、活動が難しいかもしれません。(過去には数名います)

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イベントの企画など、事業をすすめるうえで地域の方との交流は自然とできるのではないかと思います。自分の関心のあるイベントやお店などに積極的に足を運ぶことも大切です(Slackなどでメンバーに募集をかけることもできます)

また前原商店街で月1回開催される地域清掃などもよい機会になるのではないかと思います。

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全く問題ありません!わたしたちメンバーのほとんどがそのような状態から団体に参加しています。

まずは糸島・前原のことをよく知るところからはじめ、自分の興味を活かして活動に参加していただければと思います。メンバー同士で助け合いながら、一緒に成長していきましょう。

若者の一歩が、まちを大きく変える

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地域のためにできることを

大学生として地域のためにできることでまちの活性化に貢献してまいります。イベントの企画・出店やボランティア、プロジェクトへの参画などお気軽にご相談ください。
またシェアハウスTD9やAD9への入居、ゲストハウスAD9への宿泊に関しましてもこちらからご相談いただけます。内容を確認のうえ、担当者から折り返しご連絡をさせていただきます。